考え方
2−3 や 832 のような 0・負・分数の指数を扱い、指数法則で累乗の計算をまとめられるようになります。データ量(2 の累乗)、とても大きい数・小さい数(10 の累乗)、複利の計算などで使います。
- 底・指数
- an の a を底、右上の n を指数といいます。
- 累乗根 na
- n 乗すると a になる正の数です。38=2 です。
- 指数関数
- y=ax(a>0、a=1)の形の関数です。x が 1 増えるごとに y が a 倍になります。
23×22=(2×2×2)×(2×2)=25 のように、同じ底の累乗のかけ算は指数の足し算です。(23)2=23×23=26 のように、累乗の累乗は指数のかけ算です。「かけ算なら足す、累乗なら掛ける」と区別しましょう。
指数が 0 や負の数のときは、「指数が 1 減るごとに底でわる」という規則をそのまま延長して決めます。23=8、22=4、21=2 と続けると、20=1、2−1=21、2−2=41 です。こう決めると、指数法則が負の指数でもそのまま使えます。
分数の指数は累乗根を表し、an1=na、anm=nam です。832=(38)2=22=4 のように計算します。
y=2x のような指数関数は、x が 1 増えるごとに y が一定の倍率で増えます。年利 5% の複利で n 年運用した金額が「元金 × 1.05n」になるのも、指数関数の例です。
y=2x は、x が 1 増えるごとに y が 2 倍になります。x=0 で 1、x が負のときは 2−1=21 のように 0 と 1 の間の数です。ポイント
am×an=am+n、am÷an=am−n
(am)n=amn、(ab)n=anbn
a0=1、a−n=an1
anm=nam(a>0)
解き方の手順
- 累乗の累乗 (am)n は、指数どうしをかけて amn にします。
- 同じ底の積 am×an は、指数どうしを足して am+n にします。
- 指数が負なら a−n=an1、0 なら 1 として値を出します。
- 答えは整数か分数(例: 1/8)で書きます。
例
(43)−1×42 を計算してください。
- (43)−1=43×(−1)=4−3
- 4−3×42=4−3+2=4−1
- 4−1=41
よくある間違い
練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。
- 指数法則の取り違えa^m × a^n = a^(mn) としたり、(a^m)^n = a^(m+n) としたりする。かけ算なら指数は足し算、累乗の累乗なら指数はかけ算です。小さな数で確かめましょう。
データ量(2 の累乗)や、とても大きい数・小さい数(10 の累乗)を扱うときは、指数法則でまとめてから計算します。
問い(103)−2×106 を計算してください。
途中の式
- (am)n=amn、am×an=am+n、a−n=an1
- (103)−2=10−6
- 10−6×106=100=1
答え計算結果(整数または分数)は 1
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。
データ量(2 の累乗)や、とても大きい数・小さい数(10 の累乗)を扱うときは、指数法則でまとめてから計算します。
(103)3×10−12 を計算してください。
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
(103)3 は 10 の何乗ですか?(指数を答えてください)
自分でやる
練習問題
数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。