高校・数学I・数と計算

実数と絶対値の練習問題

有理数・無理数・絶対値が分かり、根号を含む式を計算できる。

考え方

√(ルート)を含む長さを、できるだけ簡単な形で正確に計算できるようになります。正方形の土地の1辺や画面の対角線など、割り切れない長さを扱う場面で使います。

有理数
整数の比(分数)で表せる数です。−3-3 や 0.25=140.25 = \frac{1}{4} のように、小数が終わるか、同じ並びをくり返します。
無理数
分数で表せない数です。2=1.41421⋯\sqrt{2} = 1.41421\cdots や円周率 π のように、小数がくり返さずに限りなく続きます。
実数
有理数と無理数を合わせた数全体です。数直線上の点で表せます。
絶対値 ∣a∣|a|
数直線で、0 からその数までの距離です。∣−3∣=3|-3| = 3、∣3∣=3|3| = 3 のように、いつも 0 以上になります。

面積 2 m² の正方形の1辺は、2乗すると 2 になる数で、2\sqrt{2} m と書きます。2=1.41421⋯\sqrt{2} = 1.41421\cdots は分数では表せない無理数で、分数で表せる有理数と合わせて実数といいます。

√ の中に 4=224 = 2^{2} や 9=329 = 3^{2} のような平方数のかけ算が入っているときは、その部分を √ の外に出せます。たとえば 12=22×3=23\sqrt{12} = \sqrt{2^{2} \times 3} = 2\sqrt{3} です。答えは、√ の中ができるだけ小さい整数になる形(kmk\sqrt{m})で書きます。

√ を含む式の足し算・引き算は、文字式の同類項と同じです。√ の中が同じなら 23+33=532\sqrt{3} + 3\sqrt{3} = 5\sqrt{3} とまとめられますが、2+3\sqrt{2} + \sqrt{3} はこれ以上まとめられません。9+16=3+4=7\sqrt{9} + \sqrt{16} = 3 + 4 = 7 ですが 25=5\sqrt{25} = 5 なので、a+b=a+b\sqrt{a} + \sqrt{b} = \sqrt{a + b} ではありません。

分母に √ があるときは、分母と分子に同じ √ をかけて分母を整数にします(有理化)。12=22\frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2} です。

−3 から 4 までの数直線。有理数 1/2、無理数 √2(約 1.41)と π(約 3.14)の位置に点がある。−2 から 0 までの距離が 2(−2 の絶対値)であることを両向きの矢印で示している。-3-2-1012341/2√2π|−2| = 2
無理数も数直線上のどこかにあります。2\sqrt{2} は 1.4 と 1.5 の間、π は 3.1 と 3.2 の間です。∣−2∣=2|-2| = 2 は、−2 と 0 の距離です。

ポイント

a2b=ab\sqrt{a^{2}b} = a\sqrt{b}(a>0a > 0。例: 18=32\sqrt{18} = 3\sqrt{2})

ma+na=(m+n)am\sqrt{a} + n\sqrt{a} = (m + n)\sqrt{a}(√ の中が同じものだけまとめられる)

ab=ab\sqrt{a}\sqrt{b} = \sqrt{ab}、1a=aa\dfrac{1}{\sqrt{a}} = \dfrac{\sqrt{a}}{a}(有理化)

a≥0a \ge 0 なら ∣a∣=a|a| = a、a<0a < 0 なら ∣a∣=−a|a| = -a

解き方の手順

  1. 正方形の1辺は面積の正の平方根です。面積 S なら1辺は S\sqrt{S} と書きます。
  2. √ の中を「平方数 × 残り」に分け(27=9×327 = 9 \times 3 など)、平方数を √ の外に出して kmk\sqrt{m} の形にします。
  3. √ の中が同じ数になったら、前の係数どうしを足してまとめます。
  4. √ の中に平方数のかけ算が残っていないか確かめて答えます。

例

面積が 12 m² と 27 m² の正方形の花壇を横に並べます。合わせた横幅は何 m ですか?

  1. 1辺はそれぞれ 12\sqrt{12} m と 27\sqrt{27} m です。
  2. 12=4×3=23\sqrt{12} = \sqrt{4 \times 3} = 2\sqrt{3}、27=9×3=33\sqrt{27} = \sqrt{9 \times 3} = 3\sqrt{3}
  3. 23+33=532\sqrt{3} + 3\sqrt{3} = 5\sqrt{3}
  4. 答え: 535\sqrt{3} m(約 8.66 m)

見る

計算例

面積が 45 m² と 125 m² の正方形の花壇を、すき間なく横に並べて作ります。

小さい花壇の面積
45m²
大きい花壇の面積
125m²

問い2つの花壇を合わせた横幅(2つの正方形の1辺の長さの和)は何 m ですか? √ を使って、できるだけ簡単な形で答えてください。

途中の式

  1. 正方形の1辺は、面積の正の平方根です。
  2. 45=35\sqrt{45} = 3\sqrt{5}、125=55\sqrt{125} = 5\sqrt{5}
  3. 35+55=853\sqrt{5} + 5\sqrt{5} = 8\sqrt{5}(m)

答え横幅(m)は 858\sqrt{5}

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

面積が 8 m² と 50 m² の正方形の花壇を、すき間なく横に並べて作ります。

2つの花壇を合わせた横幅(2つの正方形の1辺の長さの和)は何 m ですか? √ を使って、できるだけ簡単な形で答えてください。

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

8\sqrt{8} を簡単にすると?

分数は 3/4、ルートは √3(または sqrt(3))、累乗は 2^3、円周率は π と入力できます。ルートの中はできるだけ小さくします。

読み取り:(入力すると、ここに数式で表示されます)

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

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学び直しマップ

前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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