中学校・中3・数と計算

平方根の練習問題

√ の意味が分かり、√ を含む式の計算や分母の有理化ができる。

考え方

2乗すると a になる数 a\sqrt{a} の意味が分かり、√ をふくむ式を簡単にしたり、分母の √ をなくしたり(有理化)できるようになります。正方形の対角線や、コピー用紙の縦横の比(1:21 : \sqrt{2})など、身近な長さにも現れます。

平方根
2乗すると a になる数を、a の平方根といいます。正と負の2つがあり、9 の平方根は 3 と −3-3 です。
根号 √
平方根のうち、正の方を表す記号。9=3\sqrt{9} = 3 です。
有理化
分母に √ をふくまない形に直すこと。

面積が 2 の正方形の1辺は、2乗して 2 になる数です。1.42=1.961.4^{2} = 1.96、1.52=2.251.5^{2} = 2.25 なので 1.4 と 1.5 の間ですが、小数では 1.41421356… と終わりません。そこで 2\sqrt{2} と書きます。

かけ算では a×b=ab\sqrt{a} \times \sqrt{b} = \sqrt{ab} が成り立ちます。逆に、√ の中に 4、9、16 などの平方数の因数があれば外に出せます(12=4×3=23\sqrt{12} = \sqrt{4 \times 3} = 2\sqrt{3})。√ の中は、できるだけ小さい自然数にしておきます。

たし算・ひき算は、√ の中が同じものどうしだけ、文字式の同類項のようにまとめられます(23+53=732\sqrt{3} + 5\sqrt{3} = 7\sqrt{3})。9+16=7\sqrt{9} + \sqrt{16} = 7 ですが 9+16=5\sqrt{9 + 16} = 5 なので、√ は足し算に分けられません。

分母に √ があるときは、分母と分子に同じ √ をかけます。b×b=b\sqrt{b} \times \sqrt{b} = b なので分母から √ が消えます(有理化)。分母と分子に同じ数をかけるので、分数の大きさは変わりません。

1目盛りが 1 の 2 × 2 の方眼。各辺の真ん中を結んだ斜めの正方形があり、その面積は 2、1辺の長さは √2。面積 2√21111
1目盛りが 1 の方眼。斜めの正方形の面積は、外側の正方形(面積 4)の半分の 2 なので、1辺の長さは2乗して 2 になる数 2\sqrt{2} です。

ポイント

a×b=ab\sqrt{a} \times \sqrt{b} = \sqrt{ab}、a2b=ab\sqrt{a^{2}b} = a\sqrt{b}(例: 12=23\sqrt{12} = 2\sqrt{3})

ma+na=(m+n)am\sqrt{a} + n\sqrt{a} = (m + n)\sqrt{a}(√ の中が同じときだけまとめられる)

有理化: ab=a×bb×b=abb\dfrac{a}{\sqrt{b}} = \dfrac{a \times \sqrt{b}}{\sqrt{b} \times \sqrt{b}} = \dfrac{a\sqrt{b}}{b}

a+b\sqrt{a + b} と a+b\sqrt{a} + \sqrt{b} は等しくない

解き方の手順

  1. √ の中の数を素因数分解し、4、9、16、25 などの平方数の因数を探します。
  2. a2b=ab\sqrt{a^{2}b} = a\sqrt{b} を使って、√ の中をできるだけ小さい自然数にします。
  3. 分母に √ があれば、分母と分子に同じ √ をかけて有理化し、約分します。
  4. √ の中が同じ項どうしの係数をまとめます。

例

20+105\sqrt{20} + \dfrac{10}{\sqrt{5}} を計算しましょう。

  1. 20=4×5=25\sqrt{20} = \sqrt{4 \times 5} = 2\sqrt{5}
  2. 105=10×55×5=1055=25\dfrac{10}{\sqrt{5}} = \dfrac{10 \times \sqrt{5}}{\sqrt{5} \times \sqrt{5}} = \dfrac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5}
  3. 25+25=452\sqrt{5} + 2\sqrt{5} = 4\sqrt{5}
  4. 答え: 454\sqrt{5}

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • √(a + b) = √a + √b根号の中の和を、それぞれの根号の和に分けてしまう。√ は足し算に分けられません。具体的な数(√(9 + 16) と √9 + √16)で確かめてみましょう。
  • √ の中が簡単になっていない√12 を 2√3 にしていないなど、根号の中に平方数が残っている。√ の中に 4・9・16… などの平方数の因数がないか確かめましょう。

見る

計算例

√ の中をできるだけ小さい自然数にすると、√ の中が同じ項どうしをまとめられます。

問い54+24\sqrt{54} + \sqrt{24} を計算しましょう。

途中の式

  1. 54=9×6=36\sqrt{54} = \sqrt{9 \times 6} = 3\sqrt{6}
  2. 24=4×6=26\sqrt{24} = \sqrt{4 \times 6} = 2\sqrt{6}
  3. 36+26=563\sqrt{6} + 2\sqrt{6} = 5\sqrt{6}

答え計算の結果(√ を簡単にした形)は 565\sqrt{6}

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

√ の中をできるだけ小さい自然数にすると、√ の中が同じ項どうしをまとめられます。

45+20\sqrt{45} + \sqrt{20} を計算しましょう。

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

45\sqrt{45} を aba\sqrt{b} の形にすると?

分数は 3/4、ルートは √3(または sqrt(3))、累乗は 2^3、円周率は π と入力できます。ルートの中はできるだけ小さくします。

読み取り:(入力すると、ここに数式で表示されます)

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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