中学校・中1・数と計算

素因数分解の練習問題

自然数を素数の積に分解し、約数・倍数や平方数を調べられる。

考え方

自然数を素数のかけ算に分解(素因数分解)できるようになります。約数を調べたり、何倍すれば平方数(ある数の2乗)になるかを考えたりするときに使い、√ の計算の土台にもなります。

素数
1 とその数自身のほかに約数がない、2 以上の自然数(2, 3, 5, 7, 11, …)。1 は素数ではありません。
素因数分解
自然数を素数だけのかけ算で表すこと。120=23×3×5120 = 2^{3} \times 3 \times 5 のように、同じ素数は累乗でまとめます。
平方数
同じ自然数を2回かけた数(1, 4, 9, 16, 25, …)。

素数は、それ以上かけ算に分けられない「数の部品」です。どんな自然数も素数のかけ算に分けられ、その組み合わせは(順番を除けば)1通りに決まります。

分け方は、2, 3, 5, 7, … と小さい素数で、割り切れるだけ割っていきます(はしご算)。商が素数になったら止め、割った素数と最後の商をかけ合わせます。

平方数を素因数分解すると、どの素因数の個数(指数)も偶数になります。たとえば 36=62=22×3236 = 6^{2} = 2^{2} \times 3^{2} です。同じ数を2回かけるので、どの素数も2回ずつ出てくるからです。

そこで、ある数を平方数にするには、個数が奇数の素因数を1つずつかけ足します。そうすると、どの素因数の個数も偶数になります。

120 を素数で順に割るはしご算。120 ÷ 2 = 60、60 ÷ 2 = 30、30 ÷ 2 = 15、15 ÷ 3 = 5 と割り、最後の商は素数の 5。21202602303155← 割り切れる素数で割る← 素数になったら止める
はしご算: 左の列の素数と最後の商 5 をかけ合わせると、120=2×2×2×3×5=23×3×5120 = 2 \times 2 \times 2 \times 3 \times 5 = 2^{3} \times 3 \times 5 です。

ポイント

素因数分解: 小さい素数で割れるだけ割り、割った素数と最後の商をかけ合わせる

平方数を素因数分解すると、どの素因数の指数も偶数になる

約数は、素因数のいくつかを選んでかけ合わせた数(12=22×312 = 2^{2} \times 3 の約数は 1, 2, 3, 4, 6, 12)

解き方の手順

  1. 2, 3, 5, 7, … と小さい素数から順に、割り切れるだけ割ります。
  2. 商が素数になったら止め、割った素数と最後の商をかけ算の形に並べて、同じ素数は累乗でまとめます。
  3. 平方数にするときは、指数が奇数の素因数を探します。
  4. その素因数を1つずつかけ合わせた数が、かける最小の数です。かけた結果が何の2乗になるか確かめます。

例

120 にできるだけ小さい自然数をかけて、ある自然数の2乗にします。何をかければよいですか?

  1. 120=23×3×5120 = 2^{3} \times 3 \times 5
  2. 指数が奇数の素因数は 2, 3, 5 の3つです。
  3. 2×3×5=302 \times 3 \times 5 = 30 をかけると 120×30=3600=24×32×52=602120 \times 30 = 3600 = 2^{4} \times 3^{2} \times 5^{2} = 60^{2}
  4. 答え: 30

見る

計算例

素因数分解を使うと、ある数が平方数(同じ自然数どうしをかけた数)になるかどうかを調べられます。

もとの数
112

問い112 にできるだけ小さい自然数をかけて、ある自然数の2乗にします。どんな数をかければよいですか?

途中の式

  1. 112=24×7112 = 2^{4} \times 7
  2. 平方数を素因数分解すると、どの素因数の個数も偶数になります。
  3. 個数が奇数の素因数は 7 だけなので、7 をかけます。
  4. 112×7=784=282112 \times 7 = 784 = 28^{2}

答えかける数は 7

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

素因数分解を使うと、ある数が平方数(同じ自然数どうしをかけた数)になるかどうかを調べられます。

28 にできるだけ小さい自然数をかけて、ある自然数の2乗にします。どんな数をかければよいですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

28 を素因数分解したとき、素因数 2 はいくつかけ合わされていますか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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