倍数・約数の練習問題
偶数・奇数、公倍数・公約数、最小公倍数・最大公約数を求められる。
考え方
「2つの周期が次にいつ重なるか」「余りなく同じ数ずつ配れるのは何人か」を、倍数・約数で求められるようになります。定期点検の日程や、備品・資料を配る計画で使います。
- 倍数
- ある数に 1, 2, 3, … をかけてできる数。4 の倍数は 4, 8, 12, …。
- 約数
- ある数をわり切ることができる数。12 の約数は 1, 2, 3, 4, 6, 12。
- 公倍数・最小公倍数
- 2つの数のどちらの倍数にもなっている数と、そのうちいちばん小さい数。
- 公約数・最大公約数
- 2つの数のどちらもわり切れる数と、そのうちいちばん大きい数。
倍数は「その数ずつ数えていったときに出てくる数」です。4日ごとの作業は、4日後・8日後・12日後…に行われます。なお、2 の倍数を偶数、2 の倍数でない整数を奇数といいます。
4日ごとの作業と6日ごとの作業が同じ日になるのは、4 の倍数でも 6 の倍数でもある日(公倍数)です。次に重なるのは、そのうちいちばん小さい 12日後(最小公倍数)です(図)。
約数は反対に「その数をわり切れる数」です。ペン 12本とメモ帳 18冊を、何人かに余りなく同じ数ずつ配るには、人数で 12 も 18 もわり切れる必要があります。どちらもわり切れる数(公約数)は 1, 2, 3, 6 で、いちばん多く配れるのは 6人(最大公約数)です。
2つの数をかけた も公倍数ですが、最小とは限りません。「重なる・そろう」なら倍数、「余りなく分ける」なら約数、と場面から見分けましょう。
ポイント
最小公倍数: 大きいほうの数の倍数を小さい順に調べ、小さいほうの数でわり切れる最初の数
最大公約数: 小さいほうの数の約数を大きい順に調べ、もう一方もわり切れる最初の数
「くり返しが重なる」→ 最小公倍数、「余りなく同じ数ずつ分ける」→ 最大公約数
解き方の手順
- 場面を読み、「重なる日・そろう長さ」なら公倍数、「余りなく同じ数ずつ分ける」なら公約数だと決めます。
- 最小公倍数なら、大きいほうの数の倍数(×1, ×2, ×3, …)を順に書き出します。
- その中で、小さいほうの数でもわり切れる最初の数が答えです。
- 最大公約数なら、小さいほうの数の約数を大きい順に調べ、もう一方もわり切れる最初の数を答えます。
例
10 と 15 の最小公倍数と最大公約数を求めましょう。
- 最小公倍数: 15 の倍数は 15, 30, 45, …。15 は 10 でわり切れませんが、30 は 10 でわり切れます。
- 最大公約数: 10 の約数を大きい順に 10, 5, 2, 1 と調べると、15 をわり切れる最初の数は 5 です。
- 答え: 最小公倍数は 30、最大公約数は 5
よくある間違い
練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。
- 最小公倍数と最大公約数の取り違え公倍数を聞かれて最大公約数を答える(またはその逆)、2数の積をそのまま最小公倍数とする。求めているのは「両方の倍数(公倍数)」と「両方をわり切る数(公約数)」のどちらでしょう? 2数の積が最小の公倍数とは限りません。
見る
計算例
オフィスでは、エアコンのフィルター点検を6日ごと、プリンターのトナー確認を9日ごとに行っています。今日、この2つを同じ日に行いました。
- フィルター点検の間隔
- 6日
- トナー確認の間隔
- 9日
問い次に2つの作業が同じ日になるのは、今日から何日後ですか?
途中の式
- 「両方の作業がある日」は、6 の倍数でも 9 の倍数でもある日(公倍数)です。そのうち最も小さいもの(最小公倍数)を求めます。
- 6 の倍数: 6, 12, 18, 24, …
- 9 の倍数: 9, 18, 27, …
- 共通する最小の数は 18。次に重なるのは 18日後です( も公倍数ですが、最小ではありません)。
答え次に重なる日は 18日後
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
オフィスでは、エアコンのフィルター点検を4日ごと、プリンターのトナー確認を6日ごとに行っています。今日、この2つを同じ日に行いました。
次に2つの作業が同じ日になるのは、今日から何日後ですか?
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 2
「次に2つの作業が同じ日になる日」は、2つの間隔の何を求めることになりますか?
自分でやる
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