実務・経理・財務

複利と現在価値の練習問題

複利で増える金額と、将来のお金を今の価値に直す(割り引く)計算ができる。

考え方

複利では、ついた利息にも次の年から利息がつくので、毎年 (1 + 年利) 倍ずつ増えていきます。

将来のお金を今の価値に直す(割り引く)ときは、逆に (1 + 年利) で年数の分だけ割ります。

ポイント

nn 年後の元利合計 = 元本 × (1+r)n(1 + r)^{n}(rr は年利)

現在価値 = 将来の金額 ÷ (1+r)n(1 + r)^{n}

図で確かめる

表とグラフ: 元利合計を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目元利合計(円)前の行からの増減率
元本—
1年後+5.0%
2年後+5.0%
3年後+5.0%
平均1,077,531.25円
元本: 1,000,000円元本1年後: 1,050,000円1年後2年後: 1,102,500円2年後3年後: 1,157,625円1,157,625円3年後平均 1,077,531.25円

年利5%の複利では、増える率は毎年5%でも、増える金額は少しずつ大きくなります(単利なら毎年5万円ずつ)。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 複利を単利で計算複利の元利合計や現在価値を、元本 × 年利 × 年数(単利)で計算し、利息にも利息がつくことを考えていない。複利では、ついた利息にも次の年から利息がつきます。1年ごとに (1 + 年利) を掛けて(さかのぼるときは割って)計算しましょう。
  • 現在価値を年利の分だけ引いて出す将来の金額の現在価値を (1 − 年利) を掛けて求める。正しくは (1 + 年利) で割る。現在価値は「今の金額 × (1 + 年利) = 将来の金額」の逆算です。(1 − 年利) を掛けるのではなく、(1 + 年利) で割りましょう。

見る

計算例

会社の余剰資金2,000,000円を、年利4%・1年ごとの複利で2年間運用します(税金や手数料は考えません)。

元本
2,000,000円
年利
4%
期間
2年

問い2年後の元利合計(元本と利息の合計)はいくらですか?

途中の式

  1. 複利では、毎年「その時点の元利合計 × 1.04」になります。
  2. 1年後: 2,000,000 × 1.04 = 2,080,000円
  3. 2年後: 2,080,000 × 1.04 = 2,163,200円
  4. まとめて書くと 2,000,000 × 1.04^2 = 2,163,200円(単利なら2,160,000円)

答え元利合計は 2,163,200円

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

会社の余剰資金2,000,000円を、年利5%・1年ごとの複利で2年間運用します(税金や手数料は考えません)。

2年後の元利合計(元本と利息の合計)はいくらですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 2

1年後の元利合計はいくらですか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

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分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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