実務・職種共通

平均と中央値の練習問題

給与や取引額のように偏りのあるデータで、平均と中央値を使い分けられる。

考え方

給与や取引額のように、一部に極端に大きい値があるデータでは、平均値はその値に引っぱられます。

「真ん中の人はどれくらいか」を知りたいときは中央値を使います。平均値と中央値が大きく違うときは、データに偏りがあるサインです。

ポイント

平均値 = 合計 ÷ 個数

中央値 = 小さい順に並べた真ん中の値(偶数個なら真ん中2つの平均)

図で確かめる

表とグラフ: 年収(万円)を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目年収(万円)前の行からの増減率
Aさん—
Bさん+10.5%
Cさん−4.8%
Dさん+12.5%
Eさん(役員)+300.0%
平均690
Aさん: 380AさんBさん: 420BさんCさん: 400CさんDさん: 450DさんEさん(役員): 1,8001,800Eさん(役員)平均 690

Eさんの年収をもっと大きくすると、平均だけが大きく動きます。中央値(小さい順で3番目の 420万円)は変わりません。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 外れ値があるのに平均で代表させる一部に極端に大きい(小さい)値があるデータで、平均値を「ふつうの値」として使ってしまう。外れ値に引っぱられにくい中央値のほうが実態に近い。一部の極端な値があると、平均値はそちらに引っぱられます。「真ん中の人はどれくらいか」を表すには中央値が向いています。

見る

計算例

カスタマーサポートで、ある日の問い合わせ8件の対応時間(分)を記録しました。記録した順に 88、15、15、8、9、15、3、11 です。1件だけ、システム障害の調査で長くかかった問い合わせがあります。

1件目
88分
2件目
15分
3件目
15分
4件目
8分
5件目
9分
6件目
15分
7件目
3分
8件目
11分

問い対応時間の中央値は何分ですか?

途中の式

  1. 小さい順に並べると: 3、8、9、11、15、15、15、88
  2. 8件(偶数)なので、真ん中は4番目と5番目の 11 と 15
  3. 中央値 = (11 + 15) ÷ 2 = 13分
  4. 参考: 平均値は 164 ÷ 8 = 20.5分。長くかかった1件に引っぱられて大きくなります。

答え中央値は 13分

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

カスタマーサポートで、ある日の問い合わせ8件の対応時間(分)を記録しました。記録した順に 90、3、7、12、11、14、9、8 です。1件だけ、システム障害の調査で長くかかった問い合わせがあります。

対応時間の中央値は何分ですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

小さい順に並べたとき、4番目の値は?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

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分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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