人時売上高と人件費率の練習問題
売上を総労働時間で割った人時売上高と、売上に占める人件費の割合を計算できる。
考え方
人時売上高は、スタッフ1人が1時間働くあたりの売上です。人数や営業時間ではなく、全員の労働時間の合計で割ります。
人件費率は、売上のうち人件費が何%かです。社員だけでなく、パート・アルバイトの給与も含めます。
ポイント
人時 = 人数 × 働いた時間
人時売上高 = 売上 ÷ 総労働時間(人時)
人件費率 = 人件費 ÷ 売上
図で確かめる
| 項目 | 人時 | 前の行からの増減率 |
|---|---|---|
| 社員 2人 × 8時間 | — | |
| アルバイト 3人 × 5時間 | −6.3% | |
| 平均 | 15.5 |
シフトの人時を変えて、総労働時間(人時)の合計がどう変わるか確かめましょう。
よくある間違い
練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。
- 人時ではなく人数や営業時間で割る人時売上高を出すときに、全員の労働時間の合計(人時 = 人数 × 時間)ではなく、出勤した人数や営業時間で売上を割ってしまう。人時売上高は「1人が1時間働くあたり」の売上です。人数や営業時間ではなく、全員の労働時間の合計(人時)で割ります。
- 人件費の一部だけで計算人件費率を出すときに、社員の給与だけ(またはパート・アルバイトの給与だけ)を人件費とし、ほかの人の給与を入れ忘れる。人件費には、社員の給与だけでなく、パート・アルバイトの給与(時給 × 時間)も入ります。合計してから売上で割りましょう。
見る
計算例
カフェの日曜日の営業時間は13時間で、売上は225,500円でした。シフトは、社員3人が各7時間、アルバイト5人が各4時間です。
- 売上
- 225,500円
- 営業時間
- 13時間
- 社員
- 3人 × 7時間
- アルバイト
- 5人 × 4時間
問いこの日の人時売上高はいくらですか?
途中の式
- 人時売上高 = 売上 ÷ 総労働時間(人時)。人時 = 人数 × 働いた時間
- 総労働時間: 3 × 7 + 5 × 4 = 41人時
- 225,500 ÷ 41 = 5,500円
答え人時売上高は 5,500円
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。
カフェの日曜日の営業時間は9時間で、売上は175,500円でした。シフトは、社員3人が各9時間、アルバイト3人が各4時間です。
この日の人時売上高はいくらですか?
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
社員の労働時間の合計は何時間ですか?
自分でやる
練習問題
数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。
問題を準備しています…
実務で使う
Excel風の表で、式を書く
実際の仕事に近い「店舗の週末日報(3日間のまとめ)」で、式を入力して計算します。
| 行番号 | A | B | C | D | E | F | G |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 曜日 | 売上 | 客数(レシート枚数) | 客単価 | 総労働時間(人時) | 人時売上高 | 人件費 |
| 2 | 金曜日 | 360,000円 | 400 | 900円 | 40 | 9,000円 | 80,000円 |
| 3 | 土曜日 | 660,000円 | 600 | 1,100円 | 60 | 11,000円 | 124,000円 |
| 4 | 日曜日 | 600,000円 | 500 | 1,200円 | 50 | 12,000円 | 120,000円 |
| 5 | 3日間 | 1,620,000円 | 1,500 | 150 | 324,000円 | ||
| 6 | 人件費率(3日間) |
学び直しマップ
前後の単元
分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。
この単元の前に(前提)
- 実務時間と工数の計算練習問題あり
- 小5部分 ÷ 全体 = 割合練習問題あり
- 小5部分 ÷ 割合 = 全体練習問題あり
この単元を使う先
- 実務FL比率(食材費・人件費)練習問題あり