中学校・中3・図形

相似の練習問題

相似条件を使い、相似比から面積比・体積比を求められる。

考え方

形が同じで大きさだけが違う図形(相似)の性質を使い、相似比から長さ・面積・体積を求められるようになります。地図の縮尺、拡大コピー、サイズ違いの容器の容量や、塗料の量の見積もりに使います。

相似
一方を拡大または縮小すると、もう一方にぴったり重なる関係。記号 ∽ を使って表します。
相似比
相似な図形で、対応する辺の長さの比。

相似な図形では、対応する角はそれぞれ等しく、対応する辺の長さの比はすべて等しくなります。この比が相似比です。

2つの三角形が相似といえるのは、「3組の辺の比がすべて等しい」「2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しい」「2組の角がそれぞれ等しい」のどれかが成り立つときです。合同と違い、角だけで相似がいえます。

相似比が m:nm : n のとき、面積比は m2:n2m^{2} : n^{2} です。面積は「縦 × 横」で、縦も横も nm\frac{n}{m} 倍になるからです。1辺を2倍にすると、面積は4倍になります。

立体では、体積比は m3:n3m^{3} : n^{3} です。縦・横・高さの3方向がそれぞれ nm\frac{n}{m} 倍になるので、高さが2倍の相似なグラスには8倍の量が入ります。

1辺が 1、2、3 の3つの正方形。1辺 2 の正方形は小さい正方形 4 個分、1辺 3 の正方形は 9 個分に区切られている。1辺 11辺 21辺 3面積 1面積 4面積 9
1辺を2倍、3倍に拡大すると、面積は 22=42^{2} = 4 倍、32=93^{2} = 9 倍になります。立体なら体積は 23=82^{3} = 8 倍、33=273^{3} = 27 倍です。

ポイント

相似比が m:nm : n なら、面積比は m2:n2m^{2} : n^{2}

相似比が m:nm : n なら、体積比は m3:n3m^{3} : n^{3}

三角形の相似条件: 3組の辺の比がすべて等しい/2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しい/2組の角がそれぞれ等しい

解き方の手順

  1. 相似比(対応する長さの比)m:nm : n を確かめます。
  2. 求める量が長さ・面積・体積のどれかを見分けます(塗料の量は面積、容量は体積に比例します)。
  3. 面積なら2乗、体積なら3乗の比にします。
  4. 分かっている量に、比の「求めたい方 ÷ 分かっている方」をかけます。

例

相似比が 2 : 5 の、小さい容器と大きい容器があります。小さい容器には 160 mL 入り、表面を塗るのに塗料が 12 mL 必要です。大きい容器の容量と、必要な塗料の量は?

  1. 体積比は 23:53=8:1252^{3} : 5^{3} = 8 : 125 なので、容量は 160×1258=2500160 \times \frac{125}{8} = 2500 (mL)
  2. 面積比は 22:52=4:252^{2} : 5^{2} = 4 : 25 なので、塗料は 12×254=7512 \times \frac{25}{4} = 75 (mL)
  3. 答え: 容量 2,500 mL、塗料 75 mL

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 相似比をそのまま面積比に相似比が a:b のとき、面積比も a:b としてしまう。面積は長さを2回かけるので、相似比が a:b なら面積比は a²:b² です。

見る

計算例

相似な形の小さい看板と大きい看板があり、相似比は 3 : 5 です。小さい看板の表面を塗るのに、ペンキが 270 mL 必要でした。

相似比(小)
3
相似比(大)
5
小さい看板のペンキ
270mL

問い同じ厚さで大きい看板の表面を塗るには、ペンキは何 mL 必要ですか?

途中の式

  1. 相似比 3:53 : 5 → 面積比 32:52=9:253^{2} : 5^{2} = 9 : 25
  2. ペンキの量は面積に比例するので 270×259=750270 \times \frac{25}{9} = 750 (mL)

答え大きい看板に必要なペンキは 750mL

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

相似な形の小さい看板と大きい看板があり、相似比は 3 : 4 です。小さい看板の表面を塗るのに、ペンキが 135 mL 必要でした。

同じ厚さで大きい看板の表面を塗るには、ペンキは何 mL 必要ですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 2

相似比が 3 : 4 のとき、面積比は 9 : □ です。□ に入る数は?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

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分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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