歩留まりと工程の通過率の練習問題
複数工程の歩留まりを掛け合わせた総合歩留まりと、必要な投入数を計算できる。
この単元を使う職種:
考え方
工程を通るたびに、残った数にさらに歩留まりが掛かります。98% と 95% の2工程なら 0.98 × 0.95 = 0.931 で、総合歩留まりは 93.1% です。
足し算や平均では出せません。投入数を逆算するときも、不良の分を上乗せするのではなく、良品数を歩留まりで割ります。
ポイント
総合歩留まり = 工程1の歩留まり × 工程2の歩留まり × …
必要な投入数 = 必要な良品数 ÷ 総合歩留まり(端数は切り上げ)
図で確かめる
| 項目 | 良品の数(個) | 前の行からの増減率 |
|---|---|---|
| 投入 | — | |
| プレス後(98%) | −2.0% | |
| 溶接後(95%) | −5.0% | |
| 塗装後(90%) | −10.0% | |
| 平均 | 9,372.25 |
「前の行からの増減率」が各工程のロス(−2%・−5%・−10%)です。最後の行 ÷ 投入 が総合歩留まりになります。
よくある間違い
練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。
- 総合歩留まりを足し算・平均で出す複数工程の総合歩留まりを、各工程の歩留まりの平均や「100% − ロス率の合計」で出してしまう(正しくは掛け算)。前の工程で減った数に、次の工程の歩留まりが掛かります。総合歩留まりは、各工程の歩留まりの掛け算です。
- ロスの分を上乗せして投入数を出す必要な良品数に「1 + 不良率」を掛けて投入数を出してしまう(正しくは 良品数 ÷ 歩留まり)。投入数 × 歩留まり = 良品数 です。ロスの分を足すのではなく、良品数を歩留まりで割って投入数を求めます。
見る
計算例
取付金具は、プレス → 溶接 → 塗装 の3工程でつくります。各工程の歩留まり(良品として次の工程へ進む割合)は、プレス88%、溶接95%、塗装99%です。
- プレスの歩留まり
- 88%
- 溶接の歩留まり
- 95%
- 塗装の歩留まり
- 99%
問い3工程を通した総合歩留まりは何%ですか?(小数第1位まで、四捨五入)
途中の式
- 総合歩留まりは、各工程の歩留まりを掛け合わせて求めます(足したり平均したりはしません)
- 0.88 × 0.95 × 0.99 = 0.82764
- %にすると 82.764%、小数第1位までで 82.8%
答え総合歩留まりは 82.8%
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。
取付金具は、プレス → 溶接 → 塗装 の3工程でつくります。各工程の歩留まり(良品として次の工程へ進む割合)は、プレス98%、溶接90%、塗装92%です。
3工程を通した総合歩留まりは何%ですか?(小数第1位まで、四捨五入)
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
100個を投入すると、プレスのあとに残る良品は何個ですか?
自分でやる
練習問題
数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。
問題を準備しています…
学び直しマップ
前後の単元
分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。
この単元の前に(前提)
- 小5全体 × 割合 = 部分練習問題あり
- 小5部分 ÷ 割合 = 全体練習問題あり
- 小5小数×小数・小数÷小数練習問題あり
この単元を使う先
- 実務稼働率と設備総合効率(OEE)練習問題あり