小学校・小6・数と計算

比(a:b)の練習問題

比の値を求め、等しい比を作り、比で分けられる。

考え方

2つの量の割合を a:b の比で表し、等しい比を作ったり、全体を比で分けたりできるようになります。費用の分担、レシピの分量、材料の配合などで使います。

比
2つの量の割合を、a:b(a 対 b)の形で表したもの。書く順番に意味がある。
比の値
a:b の、a ÷ b の値。比の値が等しい比どうしは、等しい比。
比を簡単にする
前と後ろを同じ数でわって、できるだけ小さい整数の比にすること。

酢 2 杯と油 3 杯で作るドレッシングの割合を、2:3 と書きます。酢を 4 杯にしたら油は 6 杯、つまり 4:6 も同じ味です。前と後ろに同じ数をかけたり、同じ数でわったりしても、比は変わりません。

比を簡単にするときは、前と後ろの最大公約数でわります。12:18 は 6 でわって 2:3。1.2:0.8 のような小数の比は、まず両方を 10 倍して 12:8 にし、4 でわって 3:2 にします。

比の値は「前 ÷ 後ろ」です。12:18 の比の値は 12÷18=2312 \div 18 = \frac{2}{3} で、前が後ろの 23\frac{2}{3} 倍であることを表します。順番を入れかえると別の比になるので、どちらが前かを必ず確かめましょう。

全体を a:b に分けるときは、全体を (a + b) 等分したうちの a つ分と b つ分と考えます(図)。まず1つ分を出してから、a と b をかけます。

全体 4,800円の帯が、同じ大きさの8つの区切りに分かれている。1区切りは600円で、左の5つ分がAさん、右の3つ分がBさんの分。600600600600600600600600全体 4,800円A さん 5つ分B さん 3つ分
5:3 で分けるときは、全体を 5 + 3 = 8 等分して考えます。

ポイント

a:ba:b の比の値 = a÷b=aba \div b = \dfrac{a}{b}

a:b=(a×c):(b×c)=(a÷c):(b÷c)a:b = (a \times c):(b \times c) = (a \div c):(b \div c)

全体を a:ba:b に分ける: aa の分 = 全体 × aa+b\dfrac{a}{a + b}

解き方の手順

  1. どちらが前(a)でどちらが後ろ(b)かを、問題文の順番で確かめます。
  2. 比を簡単にするなら、小数は 10 倍して整数にし、最大公約数でわります。
  3. 等しい比なら、わかっている数が何倍になったかを調べ、もう一方にも同じ数をかけます。
  4. 比で分けるなら、全体 ÷ (a + b) で1つ分を出し、a や b をかけます。

例

イベントの費用 4,800円を、A さんと B さんで 5:3 の比で分担します。それぞれいくら払いますか?

  1. 全体を 5+3=85 + 3 = 8 等分して考えます。
  2. 1つ分 = 4,800÷8=6004{,}800 \div 8 = 600(円)
  3. A さん: 600×5=3,000600 \times 5 = 3{,}000(円)、B さん: 600×3=1,800600 \times 3 = 1{,}800(円)
  4. 答え: A さん 3,000円、B さん 1,800円

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 比の順序を逆にしているa:b を b:a として計算・比の値を逆数にしてしまう。比は書いた順番に意味があります。どちらが前かを確かめましょう。
  • 比を使わず均等に分ける人数・面積・売上などの按分の基準があるのに、費用を部署(会社)の数で均等に割ってしまう。按分は「基準の比」で分けます。部署の数で均等に割るのではなく、基準の合計に対する各部署の割合を掛けましょう。

見る

計算例

A社とB社で共同イベントを開きました。費用の合計は98,000円で、A社とB社が 3:4 の比で分担します。

費用の合計
98,000円
A社の比
3
B社の比
4

問いA社の負担額は何円ですか?

途中の式

  1. 3:4 は、全体を 3 + 4 = 7 等分したうちの、A社が 3 つ分・B社が 4 つ分という意味です。
  2. 1つ分 = 98,000÷7=14,00098{,}000 \div 7 = 14{,}000(円)
  3. A社 = 14,000×3=42,00014{,}000 \times 3 = 42{,}000(円)。式をまとめると 98,000×3798{,}000 \times \frac{3}{7} です。

答えA社の負担額は 42,000円

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

A社とB社で共同イベントを開きました。費用の合計は42,000円で、A社とB社が 3:4 の比で分担します。

A社の負担額は何円ですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

3:4 で分けるとき、全体を何等分したと考えますか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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