実務・物流・購買

発注点と安全在庫の練習問題

1日の平均使用量とリードタイムから発注点を求め、安全在庫を加えて発注のタイミングを決められる。

この単元を使う職種:

考え方

発注してから届くまで(リードタイム)の間にも、在庫は減り続けます。その間に使う分を見込んで、早めに発注します。

使用量のばらつきや納期の遅れに備えて、安全在庫を上乗せします。週や月で書かれた数字は、日数にそろえてから計算します。

ポイント

発注点 = 1日の平均使用量 × リードタイム(日) + 安全在庫

安全在庫を「〇日分」で決めるときは 1日の平均使用量 × 〇日

図で確かめる

表とグラフ: 朝の在庫(ケース)を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目朝の在庫(ケース)前の行からの増減率
月—
火−12.7%
水−14.1%
木−20.0%
金−21.7%
土−29.1%
平均201.3333
月: 300月火: 262火水: 225水木: 180木金: 141金土: 100100土平均 201.3333

在庫の数字を変えて、1日あたりの減り方がどう変わるか見てみましょう。5日間で減った数 ÷ 5 が平均の使用量です。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 安全在庫を足し忘れる発注点を「1日の使用量 × リードタイム」だけで出し、安全在庫を加えていない。使用量のばらつきや納期の遅れに備える安全在庫も、発注点に含めます。リードタイムの間に使う分に足しましょう。
  • 日と週の単位をそろえていない1日あたりの使用量に、週やか月で書かれたリードタイムの数字をそのまま掛けてしまう。1日あたりの使用量には、日数で表したリードタイムを掛けます。週やか月で書かれていたら、先に日数に直しましょう。

見る

計算例

事務用品の倉庫で、コピー用紙の直近5日間の出荷数は合計90箱でした。発注してから届くまでのリードタイムは7日で、安全在庫は20箱と決めています。

直近5日間の出荷数
90箱
リードタイム
7日
安全在庫
20箱

問いコピー用紙の発注点(在庫がこの数まで減ったら発注する数)は何箱ですか?

途中の式

  1. 1日の平均出荷数: 90 ÷ 5 = 18箱
  2. リードタイムの間に出荷される数: 18 × 7 = 126箱
  3. 発注点 = 126 + 安全在庫 20 = 146箱

答え発注点は 146箱

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

事務用品の倉庫で、コピー用紙の直近10日間の出荷数は合計180箱でした。発注してから届くまでのリードタイムは4日で、安全在庫は100箱と決めています。

コピー用紙の発注点(在庫がこの数まで減ったら発注する数)は何箱ですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

1日あたりの平均出荷数は何箱ですか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

実務で使う

Excel風の表で、式を書く

実際の仕事に近い「資材の発注点の計算表」で、式を入力して計算します。

Excel風資材の発注点の計算表

物流倉庫で使う梱包資材の発注点を見直します。直近20日間の出荷実績から、1日の平均出荷数と発注点を計算します。

  • C列に1日の平均出荷数、F列に発注点(1日の平均出荷数 × リードタイム + 安全在庫)の式を入れてください。
  • 発注点は個数なので、端数が出たら ROUNDUP で切り上げます。例: =ROUNDUP(A1*B1,0)

色のついたセルに入力します。式は「=」から始めます(例: =B2-B3)。「×」「÷」も使えます。Enter で次のセルへ移動します。表は横にスクロールできます。

資材の発注点の計算表
行番号ABCDEF
1
資材
直近20日間の出荷数
1日の平均出荷数
リードタイム(日)
安全在庫
発注点
2
段ボール(大)
1,560
5
120
3
緩衝材ロール
330
7
40

学び直しマップ

前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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