中学校・中3・式と方程式

因数分解の練習問題

共通因数をくくり出し、乗法公式を逆に使って因数分解できる。

考え方

展開の逆、つまり式を「かけ算の形」に直す因数分解ができるようになります。二次方程式を解いたり、992−199^{2} - 1 のような計算を楽にしたりするときの道具です。

因数
かけ算をつくっている1つ1つの数や式。(x+2)(x+3)(x + 2)(x + 3) の因数は x+2x + 2 と x+3x + 3 です。
因数分解
多項式を、いくつかの因数のかけ算の形に表すこと。
共通因数
すべての項にふくまれている因数。

展開 (x+2)(x+3)=x2+5x+6(x + 2)(x + 3) = x^{2} + 5x + 6 を逆にたどるのが因数分解です。面積図でいえば、4つの部分の面積から、もとの長方形の縦と横を見つける作業です。

最初に、すべての項に共通な因数があればくくり出します。3x2−12=3(x2−4)3x^{2} - 12 = 3(x^{2} - 4) のようにしてから、かっこの中をさらに因数分解できないか見ます。

x2+px+qx^{2} + px + q の形は、「かけて q、足して p」になる2つの数 a、b を探して (x+a)(x+b)(x + a)(x + b) とします。かけて q になる組を先に書き出すと見つけやすく、q が正なら2数は同じ符号、負なら異なる符号です。

「2乗 − 2乗」の形は a2−b2=(a+b)(a−b)a^{2} - b^{2} = (a + b)(a - b) です。最後に展開して、もとの式に戻るか必ず確かめます。

ポイント

ma+mb=m(a+b)ma + mb = m(a + b)(共通因数をくくり出す)

x2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)x^{2} + (a + b)x + ab = (x + a)(x + b)

a2−b2=(a+b)(a−b)a^{2} - b^{2} = (a + b)(a - b)

a2+2ab+b2=(a+b)2a^{2} + 2ab + b^{2} = (a + b)^{2}、a2−2ab+b2=(a−b)2a^{2} - 2ab + b^{2} = (a - b)^{2}

解き方の手順

  1. すべての項に共通な因数があれば、先にくくり出します。
  2. かっこの中の形を見て、使う公式を決めます(2乗 − 2乗か、x2+px+qx^{2} + px + q か)。
  3. x2+px+qx^{2} + px + q なら、かけて q になる整数の組を書き出し、その中から足して p になる組を選びます。
  4. 因数分解した式を展開して、もとの式に戻るか確かめます。

例

x2−2x−15x^{2} - 2x - 15 を因数分解しましょう。

  1. かけて −15-15 になる組: 11 と −15-15、−1-1 と 1515、33 と −5-5、−3-3 と 55
  2. そのうち、足して −2-2 になるのは 33 と −5-5
  3. 確かめ: (x+3)(x−5)=x2−5x+3x−15=x2−2x−15(x + 3)(x - 5) = x^{2} - 5x + 3x - 15 = x^{2} - 2x - 15
  4. 答え: (x+3)(x−5)(x + 3)(x - 5)

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 因数分解の符号の誤りx² − 5x + 6 を (x + 2)(x + 3) にするなど、符号の組み合わせを間違える。展開して元の式に戻るか確かめましょう。かけて定数項、たして x の係数になる2数を探します。

見る

計算例

因数分解は展開の逆です。展開してもとの式に戻るか、必ず確かめましょう。

問いx2+3x−4x^{2}+3x-4 を因数分解しましょう。

途中の式

  1. x2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)x^2 + (a + b)x + ab = (x + a)(x + b) を逆に使います。
  2. かけて −4-4、たして 33 になる2つの数は 44 と −1-1
  3. x2+3x−4=(x+4)(x−1)x^{2}+3x-4 = (x+4)(x-1)

答え因数分解した式は (x+4)(x−1)\left(x + 4\right)\left(x - 1\right)

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

因数分解は展開の逆です。展開してもとの式に戻るか、必ず確かめましょう。

x2−3x−18x^{2}-3x-18 を因数分解しましょう。

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

かけて -18、たして -3 になる2つの整数を探します。小さい方の数は?

分数は 3/4、ルートは √3(または sqrt(3))、累乗は 2^3、円周率は π と入力できます。

読み取り:(入力すると、ここに数式で表示されます)

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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