四分位範囲と箱ひげ図の練習問題
四分位数を求め、箱ひげ図で複数の分布を比べられる。
考え方
データを4等分する四分位数を求め、箱ひげ図でデータの散らばりを比べられるようになります。店舗ごとの来店客数や、部署ごとの残業時間など、いくつもの分布を一目で比べたいときに使います。
- 四分位数
- データを小さい順に並べて4等分する位置の値。小さい方から第1四分位数・第2四分位数(中央値)・第3四分位数です。
- 四分位範囲
- 第3四分位数 − 第1四分位数。真ん中のおよそ半分のデータが入る幅です。
- 箱ひげ図
- 最小値・第1四分位数・中央値・第3四分位数・最大値を、箱とひげで表した図。
平均値だけでは、データがどれくらい散らばっているかは分かりません。データを小さい順に並べて、4つに区切る位置の値(四分位数)を見ると、分布の形がつかめます。
求め方は、まず中央値でデータを小さい方の半分と大きい方の半分に分けます。小さい方の半分の中央値が第1四分位数、大きい方の半分の中央値が第3四分位数です。
四分位範囲は、第3四分位数から第1四分位数を引いた値です。極端に大きい値や小さい値があっても影響を受けにくいので、散らばりを比べるのに向いています。範囲(最大値 − 最小値)とは区別します。
箱ひげ図では、箱の左端が第1四分位数、箱の中の線が中央値、右端が第3四分位数で、箱の長さが四分位範囲です。ひげの両端が最小値と最大値です。
ポイント
第1四分位数 = 小さい方の半分の中央値、第3四分位数 = 大きい方の半分の中央値
四分位範囲 = 第3四分位数 − 第1四分位数
範囲 = 最大値 − 最小値
データが10個なら: 中央値は5番目と6番目の平均、第1四分位数は小さい方から3番目、第3四分位数は8番目
解き方の手順
- データを小さい順に並べ替えます。
- 中央値を求め、データを小さい方の半分と大きい方の半分に分けます。
- それぞれの半分の中央値を求めます(第1四分位数・第3四分位数)。
- 第3四分位数 − 第1四分位数 を計算します。
例
ある店の10日間の来店客数(人)は 46、38、55、32、49、40、61、35、52、44 でした。四分位範囲は何人ですか?
- 小さい順に並べる: 32, 35, 38, 40, 44, 46, 49, 52, 55, 61
- 中央値は5番目と6番目の平均で
- 小さい方の5個(32, 35, 38, 40, 44)の真ん中 → 第1四分位数は 38
- 大きい方の5個(46, 49, 52, 55, 61)の真ん中 → 第3四分位数は 52
- 四分位範囲:
- 答え: 14 人
よくある間違い
練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。
- 範囲と四分位範囲の取り違え四分位範囲(第3四分位数 − 第1四分位数)を聞かれて範囲(最大値 − 最小値)を答える、またはその逆。範囲は「最大値 − 最小値」、四分位範囲は「第3四分位数 − 第1四分位数」です。箱ひげ図の箱の長さが四分位範囲です。
見る
計算例
ある店の10日間の来店客数(人)は次のとおりでした。 51、44、62、61、66、39、59、75、59、69
- データの個数
- 10日
問いこのデータの四分位範囲は何人ですか?
途中の式
- 小さい順に並べると: 39, 44, 51, 59, 59, 61, 62, 66, 69, 75
- 中央値は5番目と6番目の平均で 60。小さい方の5個(39, 44, 51, 59, 59)と大きい方の5個(61, 62, 66, 69, 75)に分けます。
- 第1四分位数 = 51(小さい方の5個の中央値)、第3四分位数 = 66(大きい方の5個の中央値)
- 四分位範囲 = 第3四分位数 − 第1四分位数 =
答え四分位範囲は 15人
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
ある店の10日間の来店客数(人)は次のとおりでした。 83、93、91、65、89、112、72、93、87、95
このデータの四分位範囲は何人ですか?
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
データを小さい順に並べたとき、第1四分位数(小さい方の半分の中央値)は何人ですか?
自分でやる
練習問題
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この単元の前に(前提)
- 中1ヒストグラムと相対度数練習問題あり
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- 中3標本調査練習問題あり
- 数学Iデータの分析(分散・相関)練習問題あり