実務・経理・財務

減価償却の練習問題

定額法・定率法で毎年の減価償却費と期末の帳簿価額を計算できる。

この単元を使う職種:

考え方

高い設備は、買った年に全額を費用にせず、使う年数に分けて少しずつ費用にします。これが減価償却です。

定額法は毎年同じ額、定率法は残っている帳簿価額に同じ率を掛けるので、はじめに多く、だんだん少なくなります。

ポイント

定額法: 毎年の減価償却費 = 取得価額 ÷ 耐用年数

定率法: 毎年の減価償却費 = 前の年の期末の帳簿価額 × 償却率

帳簿価額 = 取得価額 − 減価償却累計額

図で確かめる

表とグラフ: 帳簿価額を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目帳簿価額(円)前の行からの増減率
取得時—
1年目末−20.0%
2年目末−25.0%
3年目末−33.3%
4年目末−50.0%
5年目末−100.0%
平均600,000円
取得時: 1,200,000円取得時1年目末: 960,000円1年目末2年目末: 720,000円2年目末3年目末: 480,000円3年目末4年目末: 240,000円4年目末5年目末: 0円0円5年目末平均 600,000円

120万円・耐用年数5年の定額法では、帳簿価額が毎年24万円ずつ減っていきます。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 減価償却費と帳簿価額の取り違えその年の費用(減価償却費)と、取得価額から償却累計額を引いた残り(帳簿価額)を取り違える。聞かれているのは、その年の費用(減価償却費)と、資産の残りの価値(帳簿価額)のどちらでしょう? 年ごとに表に並べると区別しやすくなります。
  • 定率法で毎年取得価額に掛ける定率法で、2年目以降も取得価額に償却率を掛けてしまう(正しくは前の年の期末の帳簿価額に掛ける)。定率法では、毎年「前の年の期末の帳簿価額」に償却率を掛けます。取得価額に掛けるのは最初の年だけです。
  • 期中取得の月割りを忘れる期の途中で使い始めた資産の最初の年の減価償却費を、月割りせずに1年分で計上する。期の途中で使い始めた年は、使った月数の分だけ費用にします。1年分の償却費を月数で月割りしましょう。

見る

計算例

業務用の複合機を3,600,000円で購入し、期首から使い始めました。耐用年数10年の定額法で減価償却します(残存価額は0円とします)。

取得価額
3,600,000円
耐用年数
10年
経過年数
2年

問い2年目の期末の帳簿価額(取得価額から減価償却累計額を引いた額)はいくらですか?

途中の式

  1. 定額法の毎年の減価償却費 = 取得価額 ÷ 耐用年数 = 3,600,000 ÷ 10 = 360,000円
  2. 2年分の減価償却累計額 = 360,000 × 2 = 720,000円
  3. 帳簿価額 = 3,600,000 − 720,000 = 2,880,000円

答え帳簿価額は 2,880,000円

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

業務用の複合機を1,200,000円で購入し、期首から使い始めました。耐用年数8年の定額法で減価償却します(残存価額は0円とします)。

2年目の期末の帳簿価額(取得価額から減価償却累計額を引いた額)はいくらですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

1年分の減価償却費はいくらですか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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