実務・経理・財務

利益の段階と利益率の練習問題

売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益の関係と、それぞれの利益率を計算できる。

この単元を使う職種:

考え方

利益は、売上高から費用を上から順に引いて「売上総利益 → 営業利益 → 経常利益 → 当期純利益」と求めます。

利益率はどれも「売上高に対する割合」です。どの段階の利益の話なのかを、必ず確かめましょう。

ポイント

売上総利益 = 売上高 − 売上原価

営業利益 = 売上総利益 − 販管費、経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用

〇〇利益率 = 〇〇利益 ÷ 売上高

図で確かめる

表とグラフ: 金額を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目金額(円)前の行からの増減率
売上高—
売上総利益−65.0%
営業利益−77.1%
経常利益−12.5%
当期純利益−31.4%
平均3,096,000円
売上高: 10,000,000円売上高売上総利益: 3,500,000円売上総利益営業利益: 800,000円営業利益経常利益: 700,000円経常利益当期純利益: 480,000円480,000円当期純利益平均 3,096,000円

上から順に費用を引くと、利益は段階ごとに小さくなります。売上高に対する割合(利益率)も段階ごとに違います。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 利益の段階の取り違え営業利益率を聞かれて売上総利益率を答える、ROE に経常利益を使うなど、売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益の段階を取り違える。聞かれているのはどの段階の利益でしょう? 売上総利益 → 営業利益 → 経常利益 → 当期純利益 の順に、引く費用が増えていきます。
  • 費用を足してしまう経常利益で営業外費用を足す、予算差異をまとめるときに費用の増加を利益の増加と同じ向きに足すなど、利益を計算するときに費用の符号を取り違える。費用は利益を減らす向きに働きます。利益を出すときは、収益を足して費用を引くように、符号を確かめましょう。

見る

計算例

月次決算をまとめています。今月は、売上高12,000,000円、売上原価7,800,000円、販売費及び一般管理費(販管費)2,160,000円でした。

売上高
12,000,000円
売上原価
7,800,000円
販管費
2,160,000円

問い営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は何%ですか?

途中の式

  1. 売上総利益(粗利)= 売上高 − 売上原価 = 12,000,000 − 7,800,000 = 4,200,000円
  2. 営業利益 = 売上総利益 − 販管費 = 4,200,000 − 2,160,000 = 2,040,000円
  3. 営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 = 2,040,000 ÷ 12,000,000 = 0.17 = 17%

答え営業利益率は 17%

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

月次決算をまとめています。今月は、売上高30,000,000円、売上原価19,500,000円、販売費及び一般管理費(販管費)7,800,000円でした。

営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は何%ですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

売上総利益(売上高 − 売上原価)はいくらですか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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