中学校・中1・場合の数・確率

多数回の試行と確率の練習問題

多数回の試行の相対度数から、起こりやすさ(確率)を考えられる。

考え方

たくさん試したときの相対度数から、ことがらの起こりやすさ(確率)を見積もり、これから起こる数を予測できるようになります。不良品の発生、広告のクリック、くじの当たりやすさなど、実績から見込みを立てる場面で使います。

試行
同じ条件でくり返す実験や観察(キャップを投げる、製品を1個作る など)。
確率
あることがらの起こりやすさを、0 から 1 までの数で表したもの。

ペットボトルのキャップを投げて表向きになるかどうかは、形が複雑なので計算では決められません。そこで実際に何回も投げて、表向きになった割合(相対度数)を調べます。

回数が少ないうちは、相対度数は大きくぶれます。回数を増やしていくと、相対度数はある一定の値に近づいていきます。この値を、そのことがらが起こる確率とみなします。

確率が分かれば、「これから行う回数 × 確率」で、およそ何回起こるかを見込めます。不良品の割合が 0.02 のラインで 5,000 個作れば、不良品はおよそ 100 個です。

これはあくまで「およそ」の見込みです。もとにした試行の回数が少ないと、当てになりません。

キャップを投げた回数(10回〜1000回)と、表向きになった相対度数の折れ線グラフ。回数が少ないときは上下にぶれ、多くなると 0.4 付近に落ち着く。00.10.20.30.40.50.610回50回100回200回500回1000回(相対度数)
キャップを投げた回数と、表向きになった相対度数(例)。回数が少ないとぶれますが、多くなると 0.4 くらいに落ち着きます。

ポイント

相対度数 = そのことがらが起きた回数 ÷ 試した回数

回数を十分多くしたときの相対度数を、確率とみなす

見込みの数 = これから試す回数 × 確率

解き方の手順

  1. 起きた回数 ÷ 試した回数 で、相対度数を求めます。
  2. 試した回数が十分多いことを確かめ、その相対度数を確率とみなします。
  3. これから試す回数(作る個数など)に、確率をかけます。
  4. 「およそ何回(何個)」と答えます。聞かれているのが不良品か良品かなども確かめます。

例

ウェブ広告を 2,000 回表示したところ、50 回クリックされました。同じ広告を 30,000 回表示すると、クリックはおよそ何回と見込めますか?

  1. クリックの相対度数: 50÷2000=0.02550 \div 2000 = 0.025
  2. 2,000 回と多く試しているので、これをクリックされる確率とみなします。
  3. 30000×0.025=75030000 \times 0.025 = 750
  4. 答え: およそ 750 回

見る

計算例

新しい生産ラインで試作品を 250 個作ったところ、そのうち 10 個が不良品でした。

試作した個数
250個
試作品の不良品
10個
これから作る個数
1,750個

問いこのラインで製品を 1,750 個作ると、不良品はおよそ何個できると見込めますか?

途中の式

  1. 不良品の相対度数: 10÷250=0.0410 \div 250 = 0.04
  2. 試した回数が多いので、この相対度数を「不良品ができる確率」とみなします。
  3. 1750×0.04=701750 \times 0.04 = 70 (個)

答え見込まれる不良品の数は 70個

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

新しい生産ラインで試作品を 500 個作ったところ、そのうち 3 個が不良品でした。

このラインで製品を 2,000 個作ると、不良品はおよそ何個できると見込めますか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

試作品のうち、不良品の相対度数は?(小数で)

分数は 3/4、ルートは √3(または sqrt(3))、累乗は 2^3、円周率は π と入力できます。

読み取り:(入力すると、ここに数式で表示されます)

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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