軌跡と領域の練習問題
条件を満たす点の軌跡と、不等式の表す領域を図示できる。
考え方
「 かつ 」のような条件を満たす点の範囲(領域)を、座標平面に図で表せるようになります。予算や人員の制約の中で最もよい計画を探す、線形計画法の基本です。
- 軌跡
- 条件を満たしながら動く点がえがく図形です。
- 領域
- 不等式を満たす点 (x, y) 全体の集まりです。
- 境界線
- 不等号を等号にした式が表す線です。・ なら領域に含まれます。
方程式 は直線を表しました。不等式 は、同じ x で直線上の点より y が大きい点、つまり直線の上側全体を表します。 なら下側です。
のように y の係数が負の不等式は、y について解いてから判断します。 の両辺を でわると、向きが逆になって です。不等号の向きを変え忘れると、反対側を答えてしまいます。
連立不等式の表す領域は、それぞれの不等式の領域が重なった部分(共通部分)です。境界線を含むか(・)、含まないか(・)も確かめます。迷ったら、原点など分かりやすい点を代入して、不等式を満たすか確かめましょう。
円の内部は 、外部は で表します。また、「2点 A, B から等しい距離にある点」の軌跡が線分 AB の垂直二等分線になるように、条件を式にすると点のえがく図形(軌跡)が分かります。
ポイント
は境界線 の上側、 は下側
は円の内部、 は外部
連立不等式の領域は、それぞれの領域の共通部分
・ なら境界線を含む、・ なら含まない
解き方の手順
- それぞれの不等式を「(x の式)」「(x の式)」の形に直します。y の係数が負なら、わるときに不等号の向きを逆にします。
- 境界線(等号にした直線)をかきます。
- なら上側、 なら下側に印をつけます。
- すべての条件が重なる部分が答えです。原点などを代入して確かめます。
例
連立不等式 、 の表す領域を答えてください。
- → → 両辺を でわって (直線 ℓ の上側)
- → (直線 m の下側)
- 2直線は より 、点 で交わります。
- 答え: ℓ の上側かつ m の下側で、交点 から左に広がる部分(境界線を含む)。原点 は 、 を満たし、この領域に入ります。
見る
計算例
条件を満たす (x, y) の範囲を図で考えることは、予算や人員の制約の中で計画を立てる(線形計画法)ときの基本になります。図の直線 ℓ は 、直線 m は で、平面がア〜エの4つの部分に分かれています。
問い連立不等式 の表す領域は、図のア〜エのどれですか?(境界線を含みます)
- 1ア
- 2イ
- 3ウ正解
- 4エ
途中の式
- の両辺を でわると、不等号の向きが逆になって 。これは直線 ℓ の下側です。
- は直線 m の下側です。
- 両方を満たす部分は、ℓ の下側かつ m の下側で、図のウです。
答え領域は 3. ウ
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
条件を満たす (x, y) の範囲を図で考えることは、予算や人員の制約の中で計画を立てる(線形計画法)ときの基本になります。図の直線 ℓ は 、直線 m は で、平面がア〜エの4つの部分に分かれています。
連立不等式 の表す領域は、図のア〜エのどれですか?(境界線を含みます)
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
1つめの不等式 を y について解くと?
自分でやる
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- 数学II図形と方程式(直線・円)練習問題あり
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