実務・企画・データ分析・IT

期待値で判断するの練習問題

成功確率と損益から施策の期待値を計算し、比べられる。

この単元を使う職種:

考え方

期待値は「同じ判断を何度も繰り返したとき、1回あたり平均でいくらになるか」を表します。

うまくいったときの金額だけでなく、失敗したときの損失と、それぞれの確率まで入れて比べます。

ポイント

期待値 =(結果の金額 × その確率)の合計

成功・失敗の2つなら: 利益 × 成功確率 − 損失 × (1 − 成功確率)

図で確かめる

100マスのうち 30% を塗ってみよう — 成功確率30% → 100回中30回うまくいく

マスをクリック(なぞる)と塗れます。キーボードでは矢印キーで移動し、スペースで塗る・消すを切り替えます。

塗ったマス: 0個 → 0/100 = 0 = 0%

同じ施策を100回行ったら30回成功・70回失敗すると考えると、1回あたりの平均(期待値)がイメージしやすくなります。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 失敗したときの損失を入れ忘れる期待値を「成功したときの利益 × 成功確率」だけで計算し、失敗したときの損失 × 失敗確率を差し引かない。期待値は、成功したときと失敗したときの両方について「金額 × 確率」を出して足したものです。失敗したときのマイナスも入れましょう。
  • 確率を掛けずに金額だけで考えるうまくいったときの金額や、結果の金額の単純な平均だけで判断し、それぞれの結果が起こる確率を掛けない。それぞれの結果の金額に、その結果になる確率を掛けてから足しましょう。期待値は「同じ判断を何度も繰り返したときの平均」です。

見る

計算例

会員向けの新しいキャンペーンを企画しています。成功すれば6,000,000円の利益、失敗すれば制作費などで1,000,000円の損失になります。似た施策の実績から、成功する確率は25%と見込んでいます。

成功したときの利益
6,000,000円
失敗したときの損失
1,000,000円
成功する確率
25%

問いキャンペーンを実施する場合の損益の期待値はいくらですか?

途中の式

  1. 期待値 = 利益 × 成功確率 − 損失 × 失敗確率
  2. 成功: 6,000,000 × 0.25 = 1,500,000円
  3. 失敗: 1,000,000 × 0.75 = 750,000円(失敗確率は 100% − 25% = 75%)
  4. 期待値: 1,500,000 − 750,000 = 750,000円。プラスなので、平均すると利益が見込める施策です。

答え損益の期待値は 750,000円

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

新製品の展示会への出展を検討しています。出展して大口の商談がまとまれば6,000,000円の利益、まとまらなければ出展費用などで500,000円の損失になります。過去の実績から、商談がまとまる確率は40%と見込んでいます。

出展する場合の損益の期待値はいくらですか?

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 4

成功する場合の「利益 × 成功確率」は?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

実務で使う

Excel風の表で、式を書く

実際の仕事に近い「販促施策の期待値比較表」で、式を入力して計算します。

Excel風販促施策の期待値比較表

来期の販促施策を A案・B案から1つ選びます。シナリオごとの確率と利益の見込みから、期待値を比べます。

  • C6・D6 に、A案・B案それぞれの期待値(確率 × 利益 の合計)を求める式を入れてください。
  • C7 には、A案の期待値から B案の期待値を引いた差を入れてください。
  • SUMPRODUCT(範囲1,範囲2) は、2つの範囲の対応するセルどうしを掛けて合計する関数です。

色のついたセルに入力します。式は「=」から始めます(例: =B2-B3)。「×」「÷」も使えます。Enter で次のセルへ移動します。表は横にスクロールできます。

販促施策の期待値比較表
行番号ABCD
1
シナリオ
確率
A案の利益
B案の利益
2
大成功
30.0%
8,000,000円
3,000,000円
3
ふつう
50.0%
2,000,000円
2,000,000円
4
失敗
20.0%
-5,000,000円
500,000円
5
確率の合計(確認用)
100.0%
6
期待値
7
期待値の差(A − B)

学び直しマップ

前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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