二次関数の最大・最小の練習問題
定義域に注意して二次関数の最大値・最小値を求め、利益の最大化などに使える。
考え方
値上げすると売れる数が減る、といった関係から、売上が最大になる価格を二次関数で求められるようになります。面積を最大にする寸法や、費用を最小にする条件を考えるときにも使います。
- 最大値・最小値
- 関数がとる値のうち、いちばん大きい値・いちばん小さい値です。
- 定義域
- x がとりうる値の範囲です。「個数は 0 以上」「価格は○円まで」などの条件から決まります。
- 上に凸
- 山の形のグラフです( の係数が負)。頂点で最大になります。
「価格を上げると1個あたりの売上は増えるが、売れる数は減る」という場面では、売上 = 価格 × 販売数 が x の二次式になります。2つの一次式のかけ算なので、展開すると の項が出てくるからです。
この二次関数の の係数が負なら、グラフは山の形(上に凸)です。山の頂上である頂点で売上が最大になります。頂点は平方完成で求めます。
x のとりうる範囲(定義域)が決まっているときは、頂点がその範囲に入っているかを確かめます。上に凸のグラフなら、頂点が範囲の中にあればそこで最大、範囲の外にあれば頂点に近いほうの端で最大です。最小値は、範囲の両端の値を比べて決めます。
答えを出したら、そのときの価格や販売数が現実的な値か(販売数が負になっていないか)も確かめましょう。
ポイント
で なら、 のとき最大値 q
なら、 のとき最小値 q
定義域があるときは、頂点が範囲に入るかを確かめ、両端の値と比べる
売上 = 価格 × 販売数
解き方の手順
- 値上げの回数など、変える量を x とおき、価格と販売数をそれぞれ x の式で表します。
- 売上 y = 価格 × 販売数 を展開して、 の形にします。
- 平方完成して とし、頂点 を求めます。
- a が負で、p が x のとりうる範囲に入っていれば、最大値は q です。そのときの価格・販売数も確かめます。
例
お弁当を1個 200円で売ると1日 100個売れ、10円値上げするごとに売れる数が 2個ずつ減ります。1日の売上は最大で何円ですか?
- 10円の値上げを x 回すると、価格は 円、販売数は 個
- 売上
- 平方完成:
- のとき最大(販売数が正の の範囲に入っています)
- 価格 350円、販売数 70個で、最大の売上は 24,500円
見る
計算例
ある店でお弁当を1個300円で売ると、1日に184個売れます。価格を10円上げるごとに、売れる数は4個ずつ減ることが分かっています。
- 今の価格
- 300円
- 今の販売数
- 184個
- 10円上げるごとに減る数
- 4個
問い売上(価格 × 販売数)が最大になるように価格を決めるとき、1日の売上は最大で何円になりますか?
途中の式
- 値上げの回数を x 回とすると、売上
- のとき最大: 価格 380円、販売数 152個、売上 57,760円
答え最大の売上(1日)は 57,760円
一緒にやる
小さく分けて、一緒に解く
ある店でお弁当を1個230円で売ると、1日に148個売れます。価格を10円上げるごとに、売れる数は4個ずつ減ることが分かっています。
売上(価格 × 販売数)が最大になるように価格を決めるとき、1日の売上は最大で何円になりますか?
小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。
ステップ 1 / 3
値上げの回数を x 回とすると、売上は です。y が最大になる x は?
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