実務・経理・財務

予算実績差異の練習問題

予算に対する実績の差異額・差異率を求め、売上の差異を数量と単価の要因に分けられる。

この単元を使う職種:

考え方

予算とのずれは、金額(差異額)と割合(差異率)の両方で見ます。もとにする量は予算です。

売上の差異は「数が違った分(数量差異)」と「単価が違った分(単価差異)」に分けると、原因が見えてきます。2つを足すと売上全体の差異になります。

ポイント

差異額 = 実績 − 予算、差異率 = 差異額 ÷ 予算(予算比 = 実績 ÷ 予算)

数量差異 = (実績数量 − 予算数量) × 予算単価

単価差異 = (実績単価 − 予算単価) × 実績数量

図で確かめる

表とグラフ: 販売促進費を変えると、増減率・平均・グラフが一緒に変わります
項目販売促進費(円)前の行からの増減率
予算—
実績+12.0%
平均2,120,000円
予算: 2,000,000円予算実績: 2,240,000円2,240,000円実績平均 2,120,000円

実績を変えると、予算からの差異率(前の行からの増減率)が変わります。予算比は 100% + 差異率 です。

よくある間違い

練習問題でこの間違い方をしたときは、その場でお伝えします。

  • 差異分析で掛ける単価・数量の取り違え数量差異に実績の単価を掛ける、単価差異に予算の数量を掛けるなど、売上差異を数量と単価に分けるときの基準を取り違える。数量差異は「数量の差 × 予算の単価」、単価差異は「単価の差 × 実績の数量」で計算します。どちらの数字を掛けるか確かめましょう。

見る

計算例

部門の今月の販売促進費は、予算4,000,000円に対して実績4,200,000円でした。

予算
4,000,000円
実績
4,200,000円

問い実績は予算を何%上回りましたか?(予算差異率)

途中の式

  1. 差異額 = 実績 − 予算 = 4,200,000 − 4,000,000 = 200,000円
  2. 差異率 = 差異額 ÷ 予算 = 200,000 ÷ 4,000,000 = 0.05 = 5%
  3. 予算比(実績 ÷ 予算)は105%。「予算比105%」と「5%の超過」は同じことを表しています。

答え予算差異率は 5%

一緒にやる

小さく分けて、一緒に解く

1つずつ答えを確かめながら進みます。間違えても大丈夫です。

部門の今月の販売促進費は、予算1,200,000円に対して実績1,248,000円でした。

実績は予算を何%上回りましたか?(予算差異率)

小さな問いに分けて、1つずつ一緒に進めます。

ステップ 1 / 3

差異額(実績 − 予算)はいくらですか?

自分でやる

練習問題

数字は毎回変わります。2〜3問続けて解けたら、次の単元や元のレッスンに進みましょう。

問題を準備しています…

実務で使う

Excel風の表で、式を書く

実際の仕事に近い「月次の予算実績差異表」で、式を入力して計算します。

Excel風月次の予算実績差異表

月次の会議資料として、売上高と営業利益の予算と実績を比べる表を作ります。

  • D2 に売上高の差異(実績 − 予算)、E2 に予算比(実績 ÷ 予算)の式を入れてください。
  • D5・E5 には、営業利益の差異と予算比を入れてください。
  • 差異はマイナスになることもあります(予算に届かなかった場合)。

色のついたセルに入力します。式は「=」から始めます(例: =B2-B3)。「×」「÷」も使えます。Enter で次のセルへ移動します。表は横にスクロールできます。

月次の予算実績差異表
行番号ABCDE
1
科目
予算
実績
差異(実績 − 予算)
予算比
2
売上高
12,000,000円
11,400,000円
3
売上原価
7,200,000円
6,840,000円
-360,000円
95.0%
4
販管費
3,000,000円
3,120,000円
120,000円
104.0%
5
営業利益
1,800,000円
1,440,000円

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前後の単元

分からないところがあったら前提まで戻り、分かったら使う先へ進みましょう。

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